ベビーパウダーといえば、赤ちゃんのあせも対策に使うベビー用スキンケアアイテム。
でも、ネットでベビーパウダーと検索すると、あふれかえっているのはベビーパウダー最強説。
大人の肌にも使えるため、メイクはもちろん、洗顔料や手作りパックに混ぜたり、さらにはシャンプーにも使えるとか!
中には「それはさすがに無意味なのでは......?」と疑問に思うこともありますが.....。
そこで今回はネットで人気のベビーパウダーの使い方から、実際に試して本当によかったものだけをご紹介します!
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内容をさっと流し読み
ベビーパウダーの使い方①フェイスパウダーとして
フェイスパウダーとして使うとどんな効果が?
ベビーパウダーをフェイスパウダーとして使っている人は多いはず。
顔に使うなら、保湿成分のスクワラン配合の、ピジョンの固形ベビーパウダーがおすすめ。
SNSをチェックすると、10代や20代前半の若い女性ほど、ベビーパウダーを使っていることを発信していました。特に学生は、無色なので先生にバレないベースメイクができることで、ベビーパウダーを重宝している様子。
でも、ベビーパウダーを顔にのせて、肌には影響ないのでしょうか?
ベビーパウダーは水分を吸収する作用を持つタルクが主成分です。タルクメインで作られているベビーパウダーは、皮脂や汗には強いですが、秋冬のような乾燥しやすい時期には不向き。
秋冬は皮脂分泌量が年間で特に少ないので、乾燥状態の肌にベビーパウダーをたっぷり使うと、必要な皮脂まで奪われてしまう可能性があります。
乾燥肌の方や敏感肌の方は、ベビーパウダーを使ってみて乾燥が悪化しないか、肌チェックをしっかりしましょう。
また、下地やファンデーションは保湿成分配合のものを使ってくださいね。
ベビーパウダーをフェイスパウダーがわりに使ってみた
ベビーパウダーをフェイスパウダーがわりに使うのは、オイリー肌や混合肌の方には向いています。
特に皮脂が出やすいTゾーンとあごに、ふんわり軽くベビーパウダーをのせれば、皮脂によるテカリやファンデーションのドロドロ化を予防できるでしょう。
今回、実際にいつものフェイスパウダーのかわりにベビーパウダーを使ってみました。
下地、リキッドファンデ、コンシーラーで仕上げたベースメイクに、ベビーパウダーをTゾーンと目の下の逆三角ゾーンにのせます。
目の下の逆三角ゾーンに入れたのは、ベビーパウダーの透明感を活かして、くすみを飛ばす効果があるのか試してみたかったから。
上はベビーパウダー使用前、下が使用後。
劇的な変化はありませんが、黄ぐすみが目立っていた肌が、ベビーパウダー使用後はほんの少しトーンアップしました。
黄ぐすみしやすいアラサー、アラフォー肌に良さそうです。
あとすごいな、と感じたのは半日たってもテカリや崩れが少なかったこと。
寝ている間って皮脂が分泌されて、メイクが剥げちゃいますよね。でもこの日昼寝をしても、起きてからメイクが剥げていたり、テカっていることはありませんでした。
ベビーパウダーによるサラサラ効果なのかも。
色の濃いBBクリームの色調整に
BBクリームはメイクに時間をかけられない日に便利なアイテムですが、結構色が濃いものが多いですよね。
また、時間が経つとどんよりくすみが目立つものも。
カバー力が高い、時短というBBクリームの良さを活かすためにも、ベビーパウダーが使えます。
BBクリームを塗ったあと、ベビーパウダーをブラシでふんわりとのせると、ベビーパウダーの透明感でBBクリームの色の濃さが和らぐんです。
メイベリンのオーララディアントBBを使った日に、ベビーパウダーを仕上げにのせてみました。
このBBクリームは以前ルナビジュでレビューしましたが、実は肌色にはちょっと濃いめの色を買ってしまったので、持ち腐れていたのです......。

BBクリームの良さを引き立ててくれる
上がベビーパウダー使用前、下が後。
光の加減の影響があるので、実際は劇的に変わったわけではありませんが、肌がパッと明るくなりました。
あとBBクリームはベタつきが気になりますが、ベビーパウダーで仕上げることでサラッとした仕上がりに。
しっかり保湿ケアをしてからメイクしたので、日中に乾燥が気になることもありませんでした。
ベビーパウダーって本当に安全なの?
ベビーパウダーを顔に使うことですが、危険ではありませんが、大手のジョンソン&ジョンソンは呼吸障害のリスクを懸念し、顔への使用に注意喚起しています。
ベビーパウダーの粉は細かいので、パフパフ使うと鼻から吸い込みやすいんです。
顔に使うときは吸い込みリスクの低い固形タイプを使いましょう。
パウダータイプでも、ブラシを使う場合は余分な粉をあらかじめ手の甲で優しく叩き落とし、ブラシを動かした時に粉が舞わないようにしてください。
また、ネットでは「ベビーパウダー 危険」という言葉がありますが、ベビーパウダーの危険性が指摘されているのは、過去にあったタルクのアスベスト問題です。
1980年代に、タルクにアスベストが含まれていることが問題になりました。
しかし、現在国内のベビーパウダー製造会社では、厚生労働省による厳しい審査基準を満たしたタルクを使用しています。
品質管理も徹底しているため、現在のベビーパウダーが危険、ということはありません。
ただし、海外製のベビーパウダーについてはよくわからないので、安全のためには国産のものを使った方が良いと思います。
ベビーパウダーの使い方②アイブロウの下地に
朝描いた眉毛が、昼間にはもう消えている、なんてことありませんか?
アイブロウは眉下の皮膚から出る皮脂や、汗の影響で落ちやすいんです。そこで、ベビーパウダーの出番!
ベビーパウダーをアイブロウブラシにつけて、眉毛をささっと撫でます。
眉毛はもちろん、眉下の皮膚にもつけるイメージで。特に消えやすい眉尻も忘れずに。
あとはいつも通り眉毛を描くだけ!
ベビーパウダーが余分な皮脂や汗を抑えてくれるので、アイブロウが落ちにくくなります。
ベビーパウダーの使い方③ドライシャンプーに
災害時のお湯や水が使えないとき、疲れてシャワーを浴びることすら嫌なとき、風邪でお風呂に入れないときに便利なのがベビーパウダーを使ったドライシャンプー。
ベビーパウダーが皮脂をとって髪のベタつきを抑えてくれます。
髪全体をブラシでとかしてから、ベビーパウダーをパフにつけてべたつきやすいトップを中心に、ポンポンと馴染ませましょう。
コームで全体に馴染ませたら終わり!湿気が多い日は水分による髪のうねり予防にもなるので、ベビーパウダーをはたいて髪をとかすのもオススメです。
まとめ
今回は3つの方法をご紹介しましたが、ネットを探すとベビーパウダーの使い方は30個近くもありました。
でも、中には効果が謎なものもあります。
特に有名なベビーパウダーを洗顔料に混ぜて、スクラブがわりに使う方法ですが、ベビーパウダーで毛穴汚れが取れて、毛穴の黒ずみに効果があるかは不明です。
メカニズム自体も不明なので、実際の効果がよくわからないものは手を出さずに、専用アイテムを使った方が良いと思います。
今回ご紹介した方法は、実際に試してみて効果を感じたものです。
フェイスパウダーがわりに使う場合は、乾燥に気をつけてメイク前の保湿ケアをしっかりしてくださいね!
プチプラでも皮脂を抑える効果は高いので、テカリによるメイク崩れが気になる方やオイリー、混合肌の方は常備しておくと便利ですよ。
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